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製品化をスピードアップするには

2019/10/22

 

 

初めて自社のオリジナル化粧品を作る方は、OEMメーカーに依頼してから納品までの期間が

意外に長いと感じられるのではないでしょうか。

 

実は開発製品が1アイテムであっても、相談から商品設計、発注、納品までは

最短でも6ヶ月程度はかかるのが一般的です。

何故こんなに長い期間が必要なのでしょうか?

 

それには、化粧品の製造が中身だけでなく容器やパッケージの開発にも

多くの設計プロセスが必要であるという事情と関係しています。

 

特に新規性のある中身や容器の場合、化粧品の条件である未開封で

3年程度の品質が安定できるかの確認試験が必要となります。

 

また容器も基本的には受注生産ですので、オリジナルの着色や特殊な加工を施す場合には

やはり多くの時間が必要となります。

 

なかなかトントン拍子には進まない化粧品の開発ですが、

製品化をスピードアップさせる方法はいくつか存在します。

今回はそんなスピードアップの裏ワザの一部をご紹介します。

 

①目指したい使用感や性状の見本を提示する

化粧品の感触や香りの感じ方は個人差が大きく、言葉で伝えることが非常に困難です。

目指す化粧品に近い市場品などの提示があれば、処方開発者に伝わりやすいです。

 

②あらかじめ安定性の実績がある処方を選択する
新規性があり市場実績のない処方を希望する場合は開発にかかる時間も長くなりますし、

安定性の確認試験に3ヶ月以上かかる場合があります。

もし納期を優先して開発したい場合であれば、やはりメーカーごとの実績のある処方から選択する方がベターです。

 

③化粧品での採用実績が十分の容器を選択する

化粧品の容器には、消費者が安全かつ快適に使用できるよう気密性や強度、使用性など雑貨品とは異なる品質を求められます。

見た目や価格だけで選ぶと確認試験をクリアできず時間が無駄になってしまいます。

 

④容器の樹脂色は既成のものから選択する

容器の色をオリジナルに着色する場合は、樹脂原料の色合わせから始まります。

依頼からプレート見本が出るまでも時間がかかりますし、1度で狙った色が出るとはかぎりません。 

容器メーカーによってはカラーバリエーションをあらかじめ提示している容器もありますので、

製品化を急ぐ場合は相談してみてください。

 

⑤容器+ラベル貼りの仕様を選択する

容器に直接印刷する場合は、成型工場から印刷工場へ工程が廻るためそれなりに時間を要します。

ラベルは印刷工程と成型工程を同時進行させることが可能となり納期が短縮できる場合があります。

 

いかがでしょうか?

 

今回は製品化のスピードアップの裏ワザをご紹介しました。

納期を優先して進める場合はご要望と必要条件はトレードオフとなりますが、

まずはお客様のこだわり、譲れない部分をしっかりお伝えいただくことで、

目標実現に向けたご提案をさせていただきます。

 

是非デリシアスエーシーにご相談ください!

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