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ジアミンアレルギーについて

2020/03/27

 

 

ヘアカラーによる「ジアミンアレルギー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

初めて行く美容室でカラーをするとき、「パッチテストが必要なので本日は施術できません」と言われたことがある方もおられると思います。

 

平成27年度の消費者庁の調査によると毎年200件程度の毛染めによるかぶれなどの皮膚障害の事例が登録され、注意が呼びかけられています。

 

かぶれは、「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」に分類され、

アレルギー性接触皮膚炎(遅延型アレルギー)の場合、

典型的には染毛6時間後~半日後くらいよりかゆみを感じ、

その後にかゆみ・赤み・腫れ・ブツブツなどの皮膚炎症状が出始め、

染毛の48時間後に最も症状がひどくなります。

 

さらに症状がひどいと、顔全体が腫れたり、頭皮から滲出液(しんしゅつえき)が出たり、
薬液等の接触していないところまで皮膚炎が拡大したりすることがあります。

 

これらの原因の多くが白髪染めなどの酸化染毛剤にふくまれる「パラフェニレンジアミン」

という物質によるものと考えられており、

はじめてヘアカラーをする際には48時間のパッチテストを腕の内側などで行って

異常がないか確認してから行うように、日本ヘアカラー工業会などでは呼びかけています。

 

ただ、美容院でのカラーにおいて48時間のパッチテストを行ってからでないと施術できない、

なんてことはあまり現実的ではないと思いますが。。。

 

とはいえ、消費者庁によるとヘアカラーでのかぶれの報告は年々増えているようです。

 

アレルギーは繰り返されることから発症しますので、

ヘアカラーが白髪染めだけでなくおしゃれや身だしなみとしても

若年層から始めることが普通になってきた現代において、

今後ますます深刻化する可能性もあるのではないでしょうか。

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